Tuesday, May 06, 2008

日記 2008/5/6

・新しく曲を作ろうと思って、冒頭の和音の展開を考え、録音してみる。楽器はフルートとクラリネット。えーと、クラリネットは一瞬始めてみたことがあっただけで、全然吹けないのだが、全音符の並びだけなら何とかなるかと思ったのだが、実際録音してみて音の酷さに絶句。しょうがないのでフルート2本のアンサンブルにしてみようかと思うも、全然イメージが膨らまず断念。まずいなあ。

・少し前に途中まで読みかけていたイアン・マキューアンの「アムステルダム」を発見し、最後まで読む。

98年のブッカー賞受賞作。最近とは言わないまでも古い作品ではないが、本作は作りとしては小説の王道というか、登場人物の心理や風景などの描写、そして物語の展開の構造などに力を入れた作品だった。普通の人が些細な諍いを元に自滅していくストーリーが描かれているが、最後の場面を読んでいるときに部屋でかかっている音楽が先日買ったzamla mammaz mannaのオトボケ系プログレで、実際の作品もそうなのかもしれないがそれ以上にブラックユーモア的な印象になってしまった。

・そのzamla mammaz manna(ツァムラ・ママス・マンナ、スウェーデンのプログレバンド)だが、なかなかに良い。回転数をかえてコミカルな感じにしたヴォーカルや、必要以上にシンフォニック/荘厳なシンセなど、ゴングほどではないが笑いのツボを押さえつつ、童話的な世界観を展開する。一体歌詞はどんな内容なのか気になる。

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