Tuesday, June 03, 2008

日記 2008/6/3

マイケル・ナイマン『実験音楽』

・スチュアート・ホールの本を読了したので、佐々木敦の第二期BRAINZで薦められていたマイケル・ナイマン『実験音楽ーケージとその後』を読み始める。本当に読みはじめで冒頭しかまだ目を通していないが、様々な実験音楽の楽譜などを例示しながらの説明は非常にわかり易そうだ。

・できれば第二期BRAINZ『4分33秒を/から考える』をふまえて、一度4分33秒についてまとめてみたい。

・今仕事でiPhone用のアプリ開発の調査をしている。アプリの開発はおそらく多くの人が想像している通り、プログラミングによって行うのだが、開発するアプリの種類によって使う言語が様々ある。有名なのはUNIXなどのOSを記述しているC言語や、最近多くのWebアプリケーションの開発に使われているJava、あるいはブラウザ上で動作するJavaScriptなどだろう。iPhoneではObjective-Cという言語が使われていて、今日はそれにLuaというスクリプト言語をのせることはできないか調査していたのだが、ともかくもいろいろな言語を知るにつれてそれぞれの言語ごとの思想がわかるようになってきて面白い。で、まさにプログラミング言語の扱う論理を記述する性質と、記述不可能な地点にあるそのプログラムを実行するエンジンの関係、じゃあそのエンジンは何で書かれているの?というちょっとトートロージーめいた議論、この辺りについて書かれているのがSelf-Reference ENGINEの一部で、やりたいことが多すぎるきらいもあるが、この辺りもう少しまとめて考えてみたいです。

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